日本で数少なくなったスイッチバックの「姨捨駅」と「桑ノ原信号場」

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「スイッチバック」とは?

姨捨駅は長い急こう配の途中にあります。1つの線路で両方向の列車を運転する単線では列車どうしの行き違いをすることから、急こう配の途中でも駅が必要です。

しかしかつてのSLは力が弱く、急こう配の途中で停車してしまうと再び動き出すことが難しかったため、急こう配の途中から線路を分けて、平らな場所に駅を作りました。

そのため駅に入線する際は一旦バックする必要がありました。これがスイッチバックとよばれるものです。

千曲市にはスイッチバックを行う場所が2箇所あります

千曲市の姨捨(おばすて)駅を通る鉄道路線は「篠ノ井線(しののいせん)」といいます。篠ノ井線は、長野県長野市の篠ノ井駅から長野県塩尻市の塩尻駅までを結ぶ路線です。

途中急峻な山間部を走るため、スイッチバックを行う場所が設けられました。千曲市には「姨捨駅」「桑ノ原(くわのはら)信号場」「羽尾(はねお)信号場」の3か所ありましたが、現在では「羽尾信号場」は廃止され、「姨捨駅」「桑ノ原信号場」の2か所となります。

桑ノ原信号場

この「桑ノ原信号場」も単線の区間にあり、列車の行き違いを行う場所となっていて現在もスイッチバックを行う列車を見ることができます。

歴史ある篠ノ井線

明治政府の鉄道政策により、現在の篠ノ井線は明治29年(1896年)に着工されました。

急峻な山間部の中での大変な工事だったそうですが、そうした難工事を経て、姨捨駅周辺は「日本三大車窓」に選ばれるほどの素晴らしい景色を眺めることができるようになり、大変な恩恵を受けています。

現在篠ノ井線は、こうした観光的な要素だけではなく、地域の人たちの足として重要な鉄道路線となっています。

そんな、100年の歴史を有する「篠ノ井線の歴史を感じる」ツアーはこちら

スイッチが入って、心が動き出すJR姨捨駅はスイッチバックを実施する数少ない駅のひとつ。また、駅構内から眼下に望む棚田と善光寺平は絶景で、日本三大車窓に選ばれている名所です。貴重なスイッチバック体験と一緒に棚田の散策をしてみませんか?<
日本で数少なくなったスイッチバックの「姨捨駅」と「桑ノ原信号場」
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乗馬関係で働いた後、旅行業界に転身。15年の勤務で、日本中、世界中を旅する。
在職中、社会人大学生として「国際開発」と「地域振興」を専攻。
これまで得た経験を5年後10年後、30年後の社会に還元していきたいと考えています。

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