2017年5月から運行されるJR東日本のクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」が試運転のため姨捨駅にやってきました。
TRAIN SUITE 四季島 姨捨駅にやってきた
ちょうど、この日(3月4日)は、姨捨駅構内に設置したTRAIN SUITE 四季島専用ラウンジの報道機関向けの公開もあり、大勢の方で賑わっていました。
OBASUTE STATION LOUNGE「更級の月」
今回設置されてラウンジは、姨捨の地にちなんで「更級の月(さらしなのつき)」と名づけられています。
日本三大車窓のひとつ姨捨駅周辺は、いにしえの平安の頃より名月の里として知られ、多くの文人墨客に愛された憧れの地なんです。
昭和9年建築の駅舎に合わせたデザイン
これまでも、これからもこの素晴らしい眺望と夜景が語り継がれるとともに昔から伝わる更級という地名の響きを伝えたいとの思いから「更級の月」と名づけられたということです。
ラウンジからは善光寺平の夜景が一望
外装は昭和9年建設の駅舎の雰囲気に
内装は信州の味噌蔵をイメージ、OBASUTE STATION LOUNGE「更級の月」に設えたハイテーブルには、千曲市産ヒノキが使われてました。また、テーブルにはアクセントとして千曲市の特産品でもあるあんず、その茶色かがった木材で作った亀を埋め込んであります。
テーブルには駅舎の窓枠を模った亀
ラウンジでのおもてなしにも千曲市産
TRAIN SUITE 四季島の旅に参加いただいたお客様は約1時間、OBASUTE STATION LOUNGE「更級の月」で過ごされます。駅から善光寺平の夜景をお楽しみいただくのはもちろんなんですが、ラウンジ内では地元の食材をふんだんに使った酒肴が提供されます。
千曲市産の食材を使った酒肴
千曲市産のあんずのピクルスや千曲市内の味噌蔵の味噌で漬け込んだチーズ、姨捨の棚田でとれたお米を使い千曲市内の酒蔵で作られた純米酒、この他にも長野県産の逸品を味わっていただく予定です。
長野銘醸の棚田も振る舞われます
地元の皆さんによるおもてなし
「姨捨駅を訪れた方にゆっくりとしたひと時を過ごしていただきたい」そんな思いから姨捨駅周辺に住む「おばすて・くつろぎの駅友の会」の皆さんがお茶とおしゃべりのおもてなしをしてくださっています。
また、長野~姨捨を運行している「観光列車ナイトヒュー姨捨」では、地元の協力団体の皆さんが、ご乗車のお客様に夜景のご案内やみそ汁のふるまい、姨捨伝説の語りなどをしてくださっています。
協力団体の皆さんも、このOBASUTE STATION LOUNGE「更級の月」を見ていただきました。今後は、このラウンジのことも姨捨駅を訪れた方とのおしゃべりに加わると思います。
【OBASUTE STATION LOUNGE「更級の月」初公開】
【TRAIN SUITE 四季島 姨捨駅】
【追記情報(2018年)】
TRAIN SUITE 四季島が運行開始1周年を迎え、姨捨駅でも5月5日、お出迎えやお見送りをしている地域の代表の方へ「感謝の花束」を差し上げる記念イベントが開催されました。
https://chikuma-kanko.com/2018-05-08/post-4877/