姨捨駅からも棚田を眺めることができます

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姨捨駅からも、姨捨の棚田を眺めることができます。姨捨の棚田への水入れ、代掻き作業が進んでいます。地元の方のお話だと、水入れが終わるのは5月20日過ぎになるとのことでした。
姨捨駅は日本三大車窓に選ばれ、レトロな駅舎と展望台ホームが魅力のひとつ。今年5月からはJR東日本クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」が長野県内唯一停車しています。

更級地区では代掻きが進んでいます


姨捨の棚田は国の「重要文化的景観」や「日本の棚田百選」にも選定されています。今も小さな棚田が1500余りも連なり郷愁あふれる風景をつくりだしています。

万葉集にも詠まれた場所


平安時代の頃から姨捨は観月の名所として知られ、万葉集にも詠まれた場所です。江戸時代から明治にかけて開田が大きく進むにつれ、小さな棚田に映りこむ月影が一層注目されるようになりました。
斜面に並ぶ不揃いな形の田んぼそれぞれに月が移りゆくことを「田毎の月」と言い表し、松尾芭蕉や小林一茶など多くの文人墨客が訪れ、歌句の題材にもなりました。

四十八枚田(しじゅうはちまいだ)


西行法師 阿弥陀の四十八願にちなんで名付けたと伝えられている四十八枚田は、一反歩(300坪)を48枚に分けた棚田です。
姨捨の棚田の中でもかなり早くに開田され「田毎の月」という呼び名は、もともと四十八枚田に移りゆく月を指したと言われています。

姨捨 長楽寺満月ライブ

姨捨長楽寺の良さを知ってもらい、どんどん訪れてもらおうと、毎月「長楽寺満月ライブ」が開かれています。
棚田の間から昇る月を眺めながら演奏を聴く、文人墨客も姨捨で楽しんだ「風流」を体験してみませんか。ライブのあとは、棚田米のおにぎりと漬物を食べながらのおしゃべりタイムもあります。
日時 平成29年5月12日(金)18:30開演(開場18:00)
場所 姨捨 長楽寺(千曲市八幡4984)
出演者 Tommy+JazzNica
Tommy★PiaNica Soulのトミーさんがお寺でジャズを披露します(木製ピアニカでジャズを演奏する神戸出身のグループ。木製ピアニカには千曲市の間伐材が使われています)
会費 2,000円
【申し込み・問い合わせ】木の花屋本店 TEL026-274-3001(担当:宮城さん)