※2019年9月の情報です。
ここ千曲市は東西を山地に囲まれ、市内の標高の最高地点は大林山で1,333ｍ、最低地点は雨宮起返下ノ割の水田353ｍ（千曲市ホームページより）と市内では約1,000ｍも高低差。
山の上には様々な観光スポットがあり多くの方が訪れていますが、実はそこに行くまでの坂道にも信州の素敵な風景を楽しめるスポットがたくさんあります。
今回は車では気づかずに通り過ぎてしまう、でも歩いてみると素敵な景色が広がる、そんな坂道をぶらり歩きながらご紹介していきたいと思います。
ぶらり坂道あるき 1歩目 ～上山田城山編～
戸倉上山田温泉からひときわ目を引く戸倉上山田温泉のネオンの文字。これ、温泉街からは車で数分の城山（じょうやま）にあります。城山の上にある荒砥城の本郭は標高590ｍ、市の中心を流れる千曲川から比較するとおよそ220ｍの比高差だそうです（千曲市ホームページより）。
車でたった数分といっても、時速数十キロで走る車の数分。でも、地元の方の中にはこの坂道を毎朝健康のために歩いて登る人もいるとかいないとか。観光に来られた方からも実際歩いてみるとどうなのか？とご質問いただくので、今回は城山への坂道をぶらり歩いてみました。
じゃあ、さっそく歩いてみよう！
8：30 千曲市総合観光会館を出発！ちなみに歩く人はかなりの運動不足です。
8：33 城山入口に到着。ここからが本番、まだまだ大丈夫。
登り口には案内看板が。道幅は車が1台通れるくらいですが、舗装されているので歩きには問題は感じません。でも、坂道&カーブなので歩く際には車には十分ご注意ください。
県道498号聖高原千曲線 を登っていきます。いきなり勾配18％の坂道。あっという間に「ぶらり」要素が消えたような…
8：45 中腹くらい(だといいな)に展望台があります。日頃の不摂生を酷く後悔しつつ休憩。
あっというまに戸倉上山田温泉街が下に。
8：54 「♨」のネオンサインまで来ました。この写真を見ると秋ですが、城山は何故かセミが鳴いてます（9/25時点）。
♨の上まで来ました 。まるで足が棒のようだ。
城山の坂道を歩いた先には？？
8：57 坂道を抜けた先には…
右手には善光寺大本願別院 城泉山 観音寺、
左手には日本歴史館、そして坂道がありました。
そしてもうちょっと歩くと…
9：01 子宝、縁結び、夫婦円満などに御利益があると言われる澳津神社とやっぱり坂道。そして頂上には…
9：05 終点の約400年前に築かれた山城を復元した「荒砥城」に到着。まだまだ坂道は続きますが、ここから先は筑北村境まで通行止め（9/25時点）なので坂道はここで終了。いやあ行ってみたかったなあ。
大河ドラマのロケ地となったこのお城。本郭の展望台まで登ると、眼下には雄大に流れる千曲川と善光寺平、そして戸隠連峰や飯縄山などの山々を眺めることができます。400年前の人々がここから見ていた景色は、はたして今と変わらないのでしょうか？それとも全く異なるものなのでしょうか？浪漫を感じます。
今年（2019年）は10月20日（日）に荒砥城まつりが予定されていますので、こちらもお楽しみに！貴方も一国一城の主になれます☆
坂道を歩いてみると…
城山の坂道を歩いてみると、戸倉上山田温泉の素敵な景色、秋の始まり、そして自身の体力の衰えが感じられました。
歩いた時間：35分（千曲市総合観光会館～荒砥城入り口まで）
歩いた感想：見た目よりきつくない、紅葉の季節は特に素晴らしい坂道。
歩くのも楽しいですが、もし歩くのが厳しいという方には、2019年11月30日までの土日・祝日限定で戸倉駅から姨捨駅を経由し荒砥城に行くバスも出ています（バスの本数が限られていますので、ご利用の際には運行日と時間にはご注意ください。時刻表は市ホームページ https://www.city.chikuma.lg.jp/ で公開しています）
歩いてみた9/25時点では紅葉はまだまだでしたが、来月には城山全体が紅葉し、今日歩いた道も覆いかぶさる木々が紅葉して紅葉のトンネルのようになりますので、皆様も戸倉上山田温泉にお越しになられた際には散策にいかがでしょうか？
今回歩いてみた坂道周辺の観光情報はこちら。
