大暖冬ともいわれている今年の冬。長野県千曲市はいつもに増して雪が積もらない冬になっています。暦のうえでは間もなく立春(りっしゅん)。そして前日の 2 月 3 日は節分です。節分といえば、今や国民的行事食として大人気の「恵方巻き」を食べたり、「柊鰯(ひいらぎいわし)」を飾ったりする風習を大事にされている方々もいらっしゃいます。そしてもう一つイメージする大事な風習は「豆まき」ですね。

各地の節分祭・節分会
まず節分祭と節分会の違いですが、一般的に神社では「節分祭」、寺院では「節分会(せつぶんえ)」と呼ばれています。旧暦が使われていた時代の名残からの行事として追儺(ついな)と呼ばれている神社や寺院もあります。千曲市内では「武水別(たけみずわけ)神社の節分追儺祭」、「善光寺大本願別院 城泉山観音寺の節分会」、お隣の長野市では「善光寺の節分会」が開かれます。

勝運の御利益を得よう!!
大学受験や高校受験はじめ様々な試験に向けて日々頑張っている人も多いこの時期。「武水別神社」の節分祭へリフレッシュを兼ねて行ってみてはいかがでしょうか?なぜなら、験を担げるこれだけの理由があります。
- 生涯無敗といわれた戦国時代きっての武将、上杉謙信も参拝
- 主祭神の武水別神(タケミズワケノオオカミ)は、武田信玄や坂上田村麻呂が信仰したといわれる建御名方神(タケミナカタノカミ)の系図に載る神様
- 武運長久がご利益の応神天皇も一緒に祀られている
- 今季も優勝に向けてひた走る信州ブレイブウォリアーズが必勝祈願している神社
- U-18フットサルの全国大会の成功祈願をした神社
このように多くの勝運について逸話がある神社での節分はご利益が期待できそうです。

千曲市にまだまだある験担ぎスポット
昨年 12 月 20 日の弊局ホームページ記事でも紹介しましたが、千曲市大字森には学問の神様、菅原道真公を祀る幸運の合格鉛筆で有名な「岡地天満宮」があります。
また、戸倉上山田温泉街には、ニンタレ“カツ”で有名な「大黒食堂」があります。
ちなみに大黒様は縁結びの神様ですので、勝運とのご縁に恵まれるという意味で二重のご利益があるかもしれませんね。
最後に、千曲市大字上山田には、喜びを招く大黒様、招喜(しょうき)大黒様が拝観できる「智識(ちしき)寺」があります。寺号に“智識”という漢字が使われていることからも試験を控えた皆さまが多くお参りされています。
