「Japan Alps Cycling プロジェクト」で、サイクリングツーリズムが盛り上がる長野県。千曲市でも戸倉上山田温泉、亀清旅館の若旦那「タイラー・リンチ」さんがサイクリングで観光振興に取り組んでいることを先日の記事で紹介しましたが、今週 14・15 日に1 月開催の「ご来光ライド」に続く第 2 弾が開催されます。
2 月のテーマは「バレンタインデー」
千曲サイクリングイヤーのツアーは、千曲川の流れに沿ったコースでの開催が何度か予定されています。この千曲川の流れに沿った地域はワインの生産地として盛り上がっており、広域ワイン特区「千曲川ワインバレー東地区」に認定されています。今回のツアーでは千曲川ワインバレー(詳細については下記の記事をご参照ください。)にて、ぶどうの生産とワイナリーをされている坂城葡萄酒醸造株式会社(Vino della Gatta SAKAKI)さんに立ち寄ります。
千曲川ワインバレーについて(2019年7月31日記事)
バラの街「坂城町」へ地元産ワインを求めサイクリング
バレンタインデーには、チョコレートやバラを贈る習慣がありますが、チョコレートと一緒にワインを贈ることも人気です。今回贈り物におすすめするワインは「Vino della Gatta SAKAKI」のワイン。Vino della Gatta SAKAKI を紹介しますと、ワイン醸造所にレストランとショップを併設しています。レストランのグランシェフ(総料理長)の小出さんは、ワイナリーとレストランがセットになっていることが強みだといいます。
ワインと食事 “ペアリング”という楽しみ方
同じぶどうの品種から造られたワインでも産地ごとに味は違うといいます。食事と一緒に召し上がるワインを一層楽しんでいただくには醸造されたワインがもつ“味わい”の良さを適確に知って、その味わいの良さに合う料理を提供することだと小出シェフは話してくださいました。東京のレストランなどでは、食事にワインを合わせる楽しみ方が一般的ですが、ワインに食事を合わせる楽しみ方、 生産地ならではの実に納得のある楽しみ方です。
代表「成澤篤人」氏の考え方
地域をワインの産地に。ワインの販売における消費だけではなく“観光”という視点も大事だといいます。「東京には良いワインが集まりますが…」という少し意地の悪い質問をすると、成澤さんは自信を持っておっしゃいました。
「生産地に来てもらい風景を見て、生産者との会話からワイン造りへの思いを聞くと“味わい”は深まるのです」と。
この考え方は旅行会社の一員である筆者もその通りだと思いました。例えば、東京から生産地に訪れる旅をしてもらう価値に十分になり得るのではないかと。
“サイクリング”とワインとの楽しみ方
筆者は取材に車で行きましたので、ワインは飲むことができませんでした。14・15日のツアーは自転車で「Vino della Gatta SAKAKI」に行きますので、残念ながら参加者も飲むことができません。もちろん購入後の発送は可能ですが、成澤さんは将来的にはこんな企画も面白いのではと話してくださいました。
「色々なワイナリーを自転車で巡り宿に戻ってから訪れたワイナリーのワインを楽しむ。きっと風景や生産者との会話が思い出され、味わい深いワインになるはずですから」と。
今回、実施されるタイラーさんによるサイクリングツアー企画の今後に期待したいと思います。
2 月のテーマは「バレンタインデー」。
実施予定日は、2 月 14 日(金)・15 日(土)。10時00分~14時00分の予定です。
イベントの詳しい情報はこちら。
参加の申し込みは
メール : omotenashi (at) kamesei.jp
※ (at) は @ に置き換えて下さい。
電話 : 080-2008-8415