長野県千曲市は中心に千曲川が流れていることで知られていますが、西側は冠着山や三峯山など筑摩山地の北端にあたる山々のほか、東側は鏡台山など苗場山・白根山・浅間山の山地帯にあたる山々に囲まれた地域になっております。
そのうち、今回は五里ヶ峯とその登山道を一部ご紹介します。
五里ヶ峯とは?
標高 1094.4 mの山で、千曲市の戸倉上山田温泉にある大正橋~万葉橋付近から真東に見たときに一番高くそびえています。南には葛尾(かつらお)山が連なります。
五里ヶ峯の名前はふもとにある戸倉宿から善光寺まで「五里」(約 20 km)あることから名づけられたといわれています。
登山道については南側の葛尾山からのルートなどさまざまにありますが、その中で今回は千曲市磯部から五里ヶ峯に向かうルートをご紹介します。
磯部~五里ヶ峯ルートの紹介
千曲市磯部の福井区から山道があり、行程としては約 5 km、登ると山頂まで約 2 時間かかります。特徴として初めはなだらかな道ですが、それ以降は急な山道が続き、最後尾根伝いを経て、山頂に向かいます。
山頂からは千曲川を含めて戸倉上山田地域や南は坂城町・上田市の方面、北西は遠く北アルプス(白馬連峰)の山々を見ることができます。
登山道は登山口の地元である福井区が管理しており、年に1回、登山が始まる春前に倒木などの伐採を含めた整備活動が行われています。
登山時における注意事項
これから春に向かってトレッキングなど登山の時期になります。なお、車でお越しの場合は登山口には車を止めるスペースがないため、近くの福井公民館駐車場に止めて登山していただきますようお願いいたします。