令和3年度 「大池百八灯」中止のお知らせ
例年、8月16日に千曲市の大池地区において伝統行事「大池の百八灯(おおいけのひゃくやっと)」が執り行われておりましたが、標記決定が為されました事をお知らせ申し上げます。
何卒、ご理解いただきご高配を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
大池区長

400年引き継がれる伝統行事「大池百八灯」
この伝統的な行事は、千曲市指定無形民俗文化財として平成 27 年 4 月 1 日に指定されました。
大池地区(大池新田村)は、天正14年(1586)(諸説あり)徳川家康の養女・小松姫が上田城主真田信之に嫁いだとき、幕府から化粧料として小松姫に与えられた土地だと伝わっています。
小松姫は、元和6年(1620)家康の御機嫌伺いに出府した帰路、武蔵国鴻巣(埼玉県鴻巣)で急逝し、元和8年(1622)真田信之の松代移封にともなって、大池新田村は大英寺領となり、その翌年頃から小松姫の遺徳を偲んで、月遅れの8月16日夕暮れ時に一本松峠につながる古道(大道)に108(煩悩の数)の灯火を点して小松姫の供養をしてきました。
現代の例年ですと、大池区育成会を中心に行事が行われており、在住の子供たちが各家をまわって藁を集め、集めた藁で108の塔をつくり、最後の一つは大きな塔をつくる。大道沿いに約2メートル間隔で塔を並べ、上部から火を点け最後に大きな塔に点火して百八つ(108つ)の灯火で供養しています。
新型コロナウイルスの脅威に怯えることがなく、少しでも早く、穏やかで活気に満ちた日常に戻れますよう「終息」を心より願っています。
大池公民館には小松姫の「掛け軸」があります
小松姫といえば、NHK大河ドラマ『真田丸』で小松姫役を女優の吉田羊さんが演じられていました。『真田丸』での小松姫は、豪胆さと聡明さを持ち合わせ、才色兼備の女性として描かれていました。

大池公民館では、小松姫の位牌、そして小松姫が描かれた掛け軸があります。
大池公民館
〒387-0023 長野県千曲市八幡7940-1
新型感染症の拡大を防ぐためのお願い
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千曲市 新型コロナウイルスに関する情報
長野県 新型コロナウイルス感染症対策について
厚生労働省 新型コロナウイルス感染症について