「お月見」や「紅葉」など、1年を通して観光客の方々に人気がある「姨捨山放光院 長楽寺」。いつもは観音堂に人目に触れぬようご安置されている、秘仏の「御本尊」。今年は7年に1度の御開帳の年になります。
この、7年に1度の御開帳でしか会えない「聖観世音菩薩」様に会いに来られてはいかがでしょうか?御開帳の期間中は協賛イベントも開催されておりますので、ぜひ「長楽寺」へ!
姨捨山放光院 長楽寺『秘仏御本尊御開帳』
令和4年 4月9日(土)~ 5月8日(日)
秘仏「聖観世音菩薩」
御本尊の「聖観世音菩薩」様は立像で、善導大師の作と伝えられる秘仏です。像高は一尺三寸(約50㎝程)の仏様です。
腰を落とし蓮台(れんだい)を両手で差し伸べているお姿が特徴。人々を蓮台に乗せて救済する菩薩様といわれており、 とても慈愛に満ちた仏さま。
聖観世音菩薩様の手元には5色の紐が巻かれており、本堂前に立てられている回向柱の白い布とつながっています。回向柱に触れることは「聖観世音菩薩」に触れることを意味しています。
法要日程
・開扉大法要 4月 9日(土)
・中日大法要 4月24日(日)
・結願大法要 5月 8日(日)
御開帳協賛イベント
イベント詳細
4月10日 | 10時〜 | 写経会(この日は浄化加地有り) | 要予約 |
4月17日 | 17時〜 | 吉川忠栄「ギターライブ」 | 要予約 |
10時〜 | 写経会(この日は浄化加地有り) | 要予約 | |
4月24日 | 17時〜 | 越敬一 「ギター&ハーモニカライブ」 | 要予約 |
5月1日 | 10時〜 | 写経会(この日は浄化加地有り) | 要予約 |
13時30分~ | 講演会「本当に老人は棄てられたか‼」 神奈川大学 市東真一氏 | ||
5月3日 | 10時〜 | 「長楽寺姨岩伝説」寸劇語り | |
14時~ | 〃 | ||
5月7日 | 17時~ | 夕月の会 紙芝居 コカリナ 他 |
参拝料 無料
駐車場 日本遺産センター駐車場をご利用ください
問合せ 長楽寺 ☎026-273-3578
浄化加地会(じょうすいかじえ)
観音様の浄水をいただくことができます。
この「浄水」を頂くことで、 「無病息災」「健康長寿」等の功徳が得られるそうです。
長楽寺の「御朱印」「蘇民将来符」
回向柱で作られた、招福除災を祈る護符「蘇民将来符」はいかがでしょうか?
災厄を払い、疫病を除き福を招くといわれています。
もちろん、「御朱印」もございます♪
回向柱の引き渡し式
2月21日(月)
この日、回向柱の「引き渡し式」が行われました。
雪の中、慎重に「回向柱」の移動作業が行われ…
無事に「引き渡し式」が終了いたしました。
次回は、3月26日(土)の筆入れ式まで大切に保管されます。
「長楽寺」といえば…
「俤(おもかげ)や 姨(おば)ひとりなく 月の友 」
芭蕉翁面影塚
この句は、松尾芭蕉が『更科紀行(1688年)』の旅の中で詠まれた有名な句です。
境内の「芭蕉翁面影塚」に刻まれており、加舎白雄によって、1769年に建立された石碑です。
この石碑の大きさにまず驚くのではないでしょうか。高さが215㎝あるんです。
芭蕉碑の中でも最大級だそう。
かつては「月見堂」と「面影塚」の横の道は、人が多く往来する道でした。面影塚に思いをはせながら詠み人が石階段に腰を下ろしている姿が目に浮かびます。
その他にも長楽寺境内には「加舎白雄」「宮本虎枝」「松林天上」「高濱虚子」「小林迎祥」「永宮寺松堂」などなど…多くの句が石文として建立されています。
千曲市指定天然記念物「桂の木」
長楽寺の境内に、千曲市指定天然記念物「長楽寺の桂の木」があります。
樹齢は史料により幅がありますが、500年以上とも800年1000年とも伝えられています。
△2022年2月22日撮影
△2022年2月22日撮影【雪の長楽寺】
おまけの「聖観世音菩薩」 に巻かれた五色の紐
ご紹介いたしました「聖観世音菩薩」様に巻かれている五色の紐。
よくお寺などで見かけますが、なんで5色なのでしょうか…
ちょっと気になり、調べてみました。
五色でもお寺によって、多少色が異なることもありますが、 古くは中国から伝わった陰陽五行説の五行配当色のからきているそうです。
陰陽五行説とは、もの事には「天と地」「光と影」「表と裏」というように、表裏一体の関係にあり、お互いに引き合って親密に往来し合うとする陰陽説。万物は五つの「火」「水」「木」「金」「土」の元素からなるという五行説。「陰陽節」と「五行説」が一体となり、陰と陽が関係しあう事により五つ元素が作用し合い、世の中の全ての現象を作り出しているという説。
五行配当色とは…
・「緑(青)」= 樹木の成長や発育するさま(木・東)
・「赤」= 炎のように登っていくさま(火・南)
・「黄」=植物の芽が発芽するさま (土・中央)
・「白」= 土中の鉱物、 確実・堅固なさま(金・西)
・「紫(黒)」= 泉が湧き出るさま(水・北)
五色はいろんな所で使われています!
「五色のた〜んざく…」七夕の短冊も5色。これからの季節にはよく見かけるようになる「鯉のぼり」の吹流しも5色。その他にも、最近はなかなかお目にかかりませんが…新築の際の棟上式で飾られる「五色幡」。 能や狂言の舞台に用いられる「揚幕」も5色。
意外と身近に五色はあるのものですね。
相撲の土俵にも4方向に4色の房が下がっています。4色…5色ではない…と思いきや「土俵=土=黄色」ということで、土俵を合わせて5色となるそうです。
改めて見回すと身近なところにも五色が使われていることにビックリです。
五色の「仏教の教え」であったり…「魔除け」や「願い事」であったり、「神聖な場所」を示したりと、さまざまな意味を持っているよう。そんな事もふまえながら見ると、行事も場所もいつもとは違って見えるようになりそうです。
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新型感染症の拡大を防ぐためのお願い
自らの感染を防止し、他の人にうつさないようにしましょう。
千曲市 新型コロナウイルスに関する情報
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