レトロなちくま旅

ちくまのお宿

おしゃれでピカビカの宿もいいけれど、時代を重ねた場所にしか出せない味わいがあると思うんです。ちくまは、そんな渋めの宿の宝庫。階段のきしむ音すら愛おしく思えて時間が止まったような気さえする。門をくぐり|一息ついたら温泉へ。湯上がりにやりたいことといえば?もちろんありました。ピンポン!

ちくまのスナック

きらきら光るネオン街。個性的なスナックの看板に思わず妄想が広がる、めくるめく夜のちくま。「この町は夜からが本番だよ!」地元の人が楽しそうに語る。ノスタルジックに浸れる、この町の夜が好きなんです。いったいどんなお店に出会うだろう?ちょっぴりどきどきしながら、スナックの扉をひらく。この町が、わたしのお気に入り。

ちくまの夜遊び

温泉街を歩いていると、煌々とあやしくひかる空間が突如現れる。「お嬢願ちゃん、打っていって」暗くなってから開店する夜の射的屋さんは、ちくまの夜遊びの日常らしい。ほろょい気分で深夜の真剣勝負がはじまる。まるでお祭りの夜に迷い込んだような気分。幻のような射的屋さんは、この街の日常。

ちくまの喫茶

喫茶店で出会ったクリームソーダ。「クリームソーダなんて久しぶりに出したよ。」と、品の良い店主のお母さんが笑いながら作ってくれる。もうこれだけで、忘れられないクリームソーダになってしまった。甘ながらのボスター。電話。冷蔵庫。ココロもアイスもゆっくりと溶けていく、やさしい時間。

ちくまの外湯

ふらりと立ち寄った公衆浴場。オレンジ色の暖簾をくぐると常連さんたちのにぎやかな笑い声。いつのまにか仲間に加わりあっという間に裸のおつきあい。ついつい長風呂。ご機嫌な気分。腰に手をあて、お決まりのポーズで白いアイツを飲み干した。近くの川辺で優しい風に吹かれ火照った身体を癒やして。湯巡りのあとの川沿い散歩。

ナイトハイク

山の香りに包れ、木々に囲まれるひとときは最高の癒やし時間。忙しい日々にちょっと疲れたら山に遊びにでかけでみる。山の麓にはレトロな温泉街。ゆるりゆるりとお散歩しながら、山のおやつをお買い物。日暮れ前に山頂を目指して。日没後にはきらきらな夜景を横目に夜のハイキング。