しなの鉄道戸倉駅から車で5分。全長9.5mに及ぶ日本一の天狗が佇む公園。桜の名所として知られ、3月頃には絶滅危惧Ⅱ類に指定されている「セツブンソウ」を見る事もできる。
また、ウサギとヤギのふれあい、ローラー滑り台や巨大ネットのジャングルジムで楽しめるのも魅力。(現在、直接的な小動物のふれあいはご遠慮いただいております。)
戸倉宿キティパークの「キティ」は外国語で”小動物”意味を含んでいることから命名。
フォトギャラリー
千曲天狗(ちくまてんぐ)
1994年11月に造られた千曲天狗。全長9.5m(身の丈8.0m)体重5トンと日本一の大きさを誇る。
天狗の像案内板
「隣村(現坂城町)に住んでいた山伏の兄弟が千曲川の大水でちりぢりとなり、うち長男が戸倉自在山に移り住み、毎日厳しい修行を積みながら村人の幸福を願っていました。後に村人が、この山伏への感謝の気持ちから天狗としてまつりました」
これは、当地に伝わる戸倉天狗山伝説のあらましですが、この証として、当公園右手奥の自在山には「天狗の松」「天狗の祠」などがあります。
こうしたことから、広く町内を見渡せるこの場所に、平和で豊かな町づくりを目指すシンボルとして天狗の像を造りました。天狗の像としては、日本一の大きさです。
天狗の像プロフィール
○愛称 千曲天狗(ちくまてんぐ)
○性格 人にやさしく自分に厳しく苦難には勇気をもって立ち向かう。
○身の丈 8.0メートル(全長9.5m)
○体重 約5トン
○構造 鉄骨及び強化プラスチック
絶滅危惧Ⅱ類「セツブンソウ」
キティパークの右手奥、自在神社を更に進んだ先に、セツブンソウ群生地がある。千曲市天然記念物に指定されており、長野県内では最大級を誇る。
セツブンソウは早春の林床に、白い花が一面に咲く様子や花が短命で散ることから「スプリング・エフェメラル(春の妖精)」と呼ばれ、小さな可憐な花が咲き始めると、寒い冬から暖かな春(立春)を迎えた喜びを感じることができる。
当地は、地元の有志でつくる「戸倉セツブンソウを育てる会」のメンバーが群生地の保護整備を行っている。群生地に立ち入ったり、花を摘み取るなどということが無いよう、保護にご協力を。
桜・小動物・アスレチック
桜
4月中旬になると、千曲天狗の周辺一帯がピンク色に覆われる。知る人ぞ知る桜の名所であり、比較的混雑なくお花見ができるのが魅力。戸倉上山田温泉の街並みを眼下にしながらの桜見物は気持ちが良い。
小動物・アスレチック
キティパークという名前の由来の通り、当公園には放し飼いのウサギとヤギの小動物がいて、ふれあうことができる。
また、ローラー滑り台や巨大ネットのジャングルジムをはじめ、ロープウェイやブランコなど、遊具も豊富。お子様と一緒に遊びに来たい。