さらしな学 わくわく講座
2018年9月22日 –
第2回 9月22日(土) 17:00~18:30
■演題「風とかなしみ―芭蕉「さらしな紀行」を読む」
■講師 竹内整一先生(東京大学名誉大学教授)
【330年前の8月半ば、芭蕉は「さらしなの里、姨捨山の月見んこと、しきりにすすむる秋風の心に吹きさわぎて」『さらしな紀行』の旅に出ました。その旅・月・里は芭蕉の心にどんな「風とかなしみ」をもたらしたのでしょうか。芭蕉の詠んだ句やさらしなの歴史・風土などから考えてみます。奥の細道への旅はその翌年のことでした。第35回信州さらしな・おばすて観月祭参加講座】
竹内整一先生:東京大学名誉教授(倫理学)。日本人の精神史をさかのぼり、現在を生きるわたしたちに、どのようにつながっているのかを探究。さらしな・姨捨の歴史、景観への思い入れも深い「さらしなルネサンス顧問」。NHK高校講座「倫理」講師、「サイエンス・ゼロ」コメンテーター、「日めくり万葉集」選者などを務めた。専門は倫理学・日本思想。