2025年 12 月 10 日(水)より長野県千曲市八幡にある「武水別(たけみずわけ)神社」で伝統の『大頭(だいとう)祭』が開催されます。
大頭祭は約四百有余年にわたり、休むことなく毎年盛大に開催されてきた伝承のある御神事です。1985(昭和61)年には、国の選択無形民俗文化財に指定された千曲市でも歴史深きお祭りです。
■日 付 2025 年 12 月 10 日(水)~ 12 月 14 日(日)
■場 所 武水別神社・斎ノ森神社等(地図はこちら)
※みどころの時間は 15:00 頃~(12 日は武水別神社にて18:00 頃~も。)
※開始時間等は若干前後する場合があります。あらかじめご了承ください。
歴史深き伝統行事を、ぜひご覧になってください。
『大頭祭』とは?
大頭祭は、その年の五穀豊穣を神に感謝する新嘗祭(にいなめさい)です。氏子(うじこ)の中から選ばれる「頭人」(とうにん)5 名のうち、三番頭を「大頭」と呼ぶことが名前の由来です。
開催期間は、毎年 12 月 10 日から 14 日の 5 日間。期間中は、お供え物(御供【ごくう】・神饌【しんせん】物)を神社へ奉進するお練り(献備品奉進祭)を行い、新穀を神に捧げて収穫を感謝します。
お祭りの起源は明らかではありませんが、「御頭帳」(歴代の頭人の氏名を記した書物)の記録では、1592(文禄元)年から頭人の名前が記されているため、安土桃山時代末期の頃から、すでに大頭祭が行われていたことがわかっています。

お祭りの中心人物「頭人」って?
神々が守ってくれる範囲に生まれた人を「氏子」と呼びます。この大頭祭に奉仕する「頭人」とは、氏子の中から選ばれた祭事の中心人物。大頭祭では七郷(現在の千曲市八幡・更級・五加地区)の氏子から毎年 5 人が選ばれます。
なお、頭人には順位があり、[五]⇒[四]⇒[二]⇒[一]⇒[三]という変わった順で位が上がります。地域ごとに五番頭から順次務めた後、三番頭を務めます。
この三番頭が最高位の「大頭(だいとう)」であることから、「大頭祭」と呼ばれています。
大頭祭の一番の盛り上がり「練り祭り」
大頭祭で行われる祭事のうち、一番賑わうのは「練り祭り(大名行列・練り込み)」です。
「練り祭り」では期間中の 5 日間、一番頭から順に五番頭までの頭人が、斎ノ森神社から武水別神社まで(約 1 キロ程度)大行列をつくって、米や野菜類といったお供え物(御供・神饌物)を神社に歩き運びます。

△頭人が進む斎ノ森神社から武水別神社の間の沿道では、豆がらを燃やして行列を迎えるのが習わし。
その大行列には、宝船や武者行列・お囃子など趣向をこらした練り物が加わり、一際賑やかになります。行列は数百メートルの長さになります。
途中、宝船からはミカンや日用品(たわし・軍手・靴下・ティッシュペーパーなど)が撒かれ、それを拾う人々で大変な賑わいとなります。これを御供まき(ごくまき)といいます。

△拝殿近くの広場での「御供まき」の様子
みどころの時間・場所
この「練り祭り」、斎ノ森神社出発は各日 15:00 頃を予定しています。
見学をされる際には、斎ノ森神社から武水別神社に向かうまでの行列をぜひご覧ください。
また、3日目の夜には大頭である三番頭の「夜練り祭」も開催されます( 18:00頃 ~ )。もしお時間がある方は、夜練りの見学もどうぞ。
※なお、夜練りは、武水別神社鳥居前から拝殿までの間で行われます。
地域の方々が代々大切に守り続けている伝統行事。日本の古き良き文化をぜひ生でご覧ください。
武水別神社・斎ノ森神社
【武水別神社】
〈住所〉〒 387-0023 長野県千曲市大字八幡 3012
〈お問合せ〉武水別神社八幡宮社務所 TEL:026-272-1144 FAX:026-272-6330
〈駐車場〉60 台・無料 (駐車場の台数が限られております。ご了承ください。)
【アクセス】
- タクシー:しなの鉄道線屋代駅から約 4 km
- 車:長野道更埴 IC から 5.4 km(約 10 分)
- バス:
◇大循環線(西回り) 屋代駅→鳥居前で下車(約 14 分)※日曜運休
◇運休等の情報は「千曲市循環バス時刻表」をご覧ください。
・千曲市循環バス:最新の時刻表情報はこちら。
・時刻表の検索はこちら(信州ナビ)からもお調べいただけます。
【斎ノ森神社】
〈住所〉〒 387-0023 長野県千曲市大字八幡 3711
※なお、斎ノ森神社には駐車場スペースがないため、武水別神社の駐車場もしくは公共交通機関をご利用ください。(斎ノ森神社から武水別神社まで約 1 km程度)
【アクセス】
- バス:
◇大循環線(西回り) 屋代駅→上町下車(約 15 分)※日曜運休
◇運休等の情報は「千曲市循環バス時刻表」をご覧ください。
・千曲市循環バス:最新の時刻表情報はこちら。
・時刻表の検索はこちら(信州ナビ)からもお調べいただけます。
以前のお祭りの様子

△斎ノ森神社から出発する5人の頭人

△武水別神社へ向かって歩く大行列

△武水別神社に到着した大行列
「大頭祭」前後のご提案
お祭りの前や後に、千曲市に点在する様々な観光スポットへ。
武水別神社から、蔵の街で知られる「稲荷山」は車で約 5 分、棚田や夜景で知られる「姨捨」は約 10 分、そして、『美肌の湯』で知られる「戸倉上山田温泉」でも 15 分以内の距離にあります。
それぞれの場所で異なる側面を楽しめますので、お祭りついでに訪れてみてはいかがでしょうか。
【大頭祭について】
もう少し、大頭祭について知りたい方はぜひご覧ください。

大頭祭は、まず12月3日に、大頭祭で使用される御供である「お餅」を準備する【釜清め神事】から始まります。
12月3日【釜清め神事】
大頭祭の一連のご祭事である「釜清め神事」

神様にお供えする際に使用する調整道具を清めるための御祭事です。

△頭人、各地区の役員さんが集まり「釜清め神事」が始まります。

各地区の頭人のご身内などから選ばれた各地区2名の「トウド」が千曲川に入って「禊(みそぎ)」を行います。

「釜清め神事」で、清められた調整道具を使用し、「トウド」役は奉納するお餅をつきます。

神様にお供えする御供(ごく)のお餅は、約3,600個ほど作られ「五頭人」に投げつけられます。
一説によると…「つきたてのお餅がくっつかないようにするため」など、諸説あります。
12月4日
前日「額殿」内で行われた「御供餅奉製」
「額殿」にて「御供餅」を御供入の木箱に五頭人が704個づつ入れ、12月10日の「大頭祭」当日まで奉納され、当日を待ちます。

武水別神社【大頭祭(新嘗祭)】
1985年(昭和 61 )に国の【選択無形民俗文化財】に指定されたご神事は、約四百有余年にわたり毎年休まず開催されております。伝承のある御神事で、千曲市でも歴史深いお祭りです。


■日 付 2025年 12 月 10 日~ 12 月 14 日
■場 所 武水別神社・斎ノ森神社など
■練り祭 15:00 頃~(12日は武水別神社で18:00頃~「夜ねり」もあります)
「練り祭り」
「練り祭り」では期間中の 5 日間、一番頭から順に五番頭までの頭人が、斎ノ森神社から武水別神社まで(約 1 キロ程度)大行列をつくって、米や野菜類といったお供え物(御供・神饌物)を神社に歩き運びます。
八幡のお八幡(はちまん)さん『武水別神社』

〈住所〉〒 387-0023 長野県千曲市大字八幡 3012
〈お問合せ〉武水別神社八幡宮社務所 TEL:026-272-1144 FAX:026-272-6330
〈駐車場〉60 台・無料 (駐車場の台数が限られております。ご了承ください。)
【アクセス】
- タクシー:しなの鉄道線屋代駅から約 4 km
- 車:長野道更埴 IC から 5.4 km(約 10 分)
【斎ノ森神社】

〈住所〉〒 387-0023 長野県千曲市大字八幡 3711
※なお、斎ノ森神社には駐車場スペースがないため、武水別神社の駐車場もしくは公共交通機関をご利用ください。(斎ノ森神社から武水別神社まで約 1 km)
境内の「茶屋」で ひと休み♪
武水別神社境内にあるお茶屋さんで、ひと休みはいかがでしょうか?
緋もうせんを敷いた風情ある縁台で、由緒あるお茶菓子「うづらもち」は格別♪

「うづらもち」は江戸時代後期に始まったとされるお餅。
当時、神社の東側の千曲川河原は葺藪で、 数百数千ものうずらが群生しており、その群れ遊ぶ姿を、諏訪の建築家であり彫刻家でもある立川和四郎富昌が、本殿の大黒柱の両側に4羽ずつ彫刻したそうです。
神社とうずらとの関係が深いことにちなんで、神社西隣りにある「ホテルうづらや」の初代・武井音兵衛氏が創始されました。

