千曲市指定の無形民俗文化財「大池の百八灯」が開催されます。
■日時: 平成29年8月16日(水)午後7時~午後8時
■場所: 千曲市大字八幡 大池地区(写真は大池公民館からの撮影)
大池の百八灯(ひゃくはっと)とは?
大池地区(大池新田村)は、天正(てんしょう)14年(1586)(諸説あり)徳川家康の養女・小松姫が上田城主真田信之に嫁いだとき、化粧料として小松姫に与えられた土地だと伝わっています。
小松姫は、元和(げんな)6年、家康の御機嫌伺いに出府した帰路、武蔵国鴻巣(埼玉県鴻巣)で 急逝しました。
元和 8 年(1622)真田信之の松代移封にともなって、大池新田村は大英寺領となり、その翌年頃から小松姫の遺徳を偲んで、月遅れの8月16日夕暮れ時、一本松峠につながる古道(大道)に108(煩悩の数)の灯火を点して小松姫の供養をします。
現在、大池区育成会を中心に行事が進められており、在住の子供たちが各家をまわって藁を集め、集めた藁で百八の塔をつくり、最後の一つは大きな塔をつくります。
大道沿いに約 2m 間隔で塔を並べ、上部から火を点け最後に大きな塔に点火して百八つの灯火で供養します。
この伝統的な行事は、千曲市指定無形民俗文化財として平成 27 年 4 月 1 日に指定されました。
大池公民館から見るのがお勧めです。
↑ 大池公民館の近くにある石塔
大池公民館
〒387-0023 長野県千曲市八幡7940-1