9月末、姨捨の棚田は多くの田んぼの【稲刈り】や【はぜかけ】作業がおこなわれました。
その様子をダイジェストとしてお届けいたします！
棚田の四季折々の風景をお楽しみください♪
9月26日(土）
千曲市 姨捨「棚田貸します制度」
平成８年度より、姪石（めいし）地区で棚田の保全、都市と農村の交流を進めるため「棚田貸します制度」（棚田オーナー制度）が始まりました。
今年は県外への募集はありませんでしたが、多くの棚田のオーナーの方々がみえ、姨捨の棚田に子供たちの笑い声が響きわたり、とても活気がありました。
姨捨の棚田のオーナー田の維持管理・耕作指導を行ってくれている、名月会会長の 金井 實（みのる）さん、千曲市長もかけつけ挨拶があり、いよいよ作業開始です！
太陽が雲で隠れていてくれて、作業しやすい「稲刈り日和」♪
この、棚田貸します制度(オーナー制度）が始まった頃からの20年以上も来てくださっている常連のご家族。イモリの飼い方を教わっちゃいました～♪
△弟くんの足が泥にハマってしまったのでお兄ちゃんが助けてあげています。素晴らしい兄弟愛♥
見つけた棚田の生き物
サワガニ 
カナヘビ 
イモリ 
ウシガエル
9月27日（日）
姨捨「棚田貸します制度」(2日目)
27日には、名月会の方、農林課の方、ボランティアの方が「オーナーさんが来られなくなった田んぼ」や「今年度募集かけられなかった田んぼ」の【稲刈り】と【はぜかけ】作業をされていました。
中には、オーナーの方も26日に参加できなかった方もいらして、名月会の方に作業を手伝ってもらっていました。
△オーナーの方、慣れた手つきでサクサクお手伝い
△ご主人様をジッと木と木の間から覗いている姿がなんとも健気で激可愛いかったです♡
9月30日（水）
千曲市更級小学校5年生
昨日とはうって変わっての「晴天」。この日も名月会の方々や千曲市農林課の方々がお手伝いしてくださりました。
【稲刈り】
地元も近いこともあり、稲刈りをやったことがある子も多く手際よく作業が進んでいました。
「ザクっていう音が気持ちがいいんだよねぇ～」と、楽しそうに話してくれました♡
【稲 束】
「はぜかけ」前に、刈った稲を束ねる作業は意外と力が必要で、保護者の方々がお手伝い。
紐ではなく「ワラ」で稲を束ねました。
その時に、コメ結びではなく、ワラをねじりながら締めてゆくのですが、ゆるいと解けてしまうし固く締めてしまっても、すき間にねじ込むことができなくなるし…農家の方々ってスゴイ！
【はぜかけ】
子供たちの背丈ほどもある木に、背伸びをしながら一生懸命に稲束をかけている姿がとても可愛らしかったです。
作業を終えた子供たちは、「遠回りをして帰りま～す♪」と、先生を先頭にして楽しそうに手を振りながら棚田を上って帰っていきました♪
担任の大代先生と子供たちで、豊作や疫病などを祈願して「アマビエ」のかかしを立てていました。それはそれは可愛く、姨捨の棚田をとても明るく照らしてくれています♪
今年は子供たちのイベントはことごとく中止になってしまいました。学校の先生方は何とか思い出をと一生懸命考えてくれています。一刻も早く、地域の子供たちが活き活きと楽しめるようになること願うばかりです。
四十八枚田
四十八枚田は、西行法師が阿弥陀の四十八願にちなみ名付けたといわれています。１反歩（いったんぶ）を４８枚に分けた棚田です。
例年は長楽寺さんで棚田のオーナーを募集してますが今年は募集をかけられず、ご近所の方々がお手伝いに集まっていました。
１７０６年に建立された「田毎観音」が田んぼの真ん中で『四十八枚田』を見守っています。
小さい田んぼも慣れた手つきで作業を進めていました。大きな機械をコントロールよく小回り効かせながら作業している姿は見ていて気持ちが良かったです。
今だけしか見れない、四十八枚田の「はぜかけ」と冠着山（姨捨山）です！
ぜひ、今の時期の千曲市にお出掛けください！
筆者のおまけのひとりごと…
10月に入り、朝晩の冷え込みが激しくなってきました。
姨捨の観光会館は少々標高が高いせいなのかストーブが欲しくなってきました。
信州にお越しの際は、羽織るものをご用意してお越しください。
みなさま、ご自愛くださいませ～♥
10月12日まで「農道道しるべ」開催中！
9月12日から、『信州さらしな・おばすて観月祭』のイベントのひとつとして、「四十八枚田」「田毎観音」「姪石苑」方面の農道にフットライトが設置されます。
新型感染症の拡大を防ぐためのお願い
千曲市 新型コロナウイルスに関する情報
長野県 新型コロナウイルス感染症対策について
厚生労働省 新型コロナウイルス感染症について
千曲市で話題
大人気！売り切れ御免
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