善光寺との歴史ある道を歩いてきました!其の2

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11月2日(木)に、新日本歩く道紀行100選ウォークに選ばれた「祈りの道 善光寺道」のウォーキングイベントを紹介させて頂きました。今回は、実際歩いてみての詳しい見所と、プライベートで歩かれる際にお勧めする善光寺街道のモデルコースをご紹介致します。

▶「善光寺との歴史ある道を歩いてきました!」の記事はこちらから!

詳しい見所

念仏石

スタート地点の聖高原駅から休憩を挟み、このコースで最高標高地点となる聖湖(1000m)を通過します。そこからさらに進むと、約2時間程(休憩なし)で山道の途中に横たわった大きな石をご覧いただけます。

この場所は当時、善光寺平を一望できた所とのことです。現在は木々が生い茂り眺めることは叶いませんが、全国各地から善光寺を目指してきた旅人にとって善光寺平が見えた時の高揚感は想像するに難くなく、当時のロマンを感じ取ることができます。

また、馬が寝ているように横たわる念仏石は、いつしか旅人やお供してきた馬にとって「ここまで辿り着いたことへの感謝の念を示す」対象物となったそうです。

キノコにお酒にと

土日のみの営業ですが、関東のお客様も多く来店される蕎麦屋さんが道中にあります。隣には、大きななめこも栽培していて、お土産に人気とのこと。

その後、座禅体験がいつでも歓迎な「開眼寺」で昼食を頂きました。
開眼寺の座禅体験に関する記事はこちらから。
▶気軽に千曲市で座禅体験!

老舗の雰囲気漂う長野銘醸

桑原宿に差し掛かる手前に、老舗の日本酒の蔵元「長野銘醸」があります。


△この看板の意味、わかりますか?
※答えは記事の最後に!
▶答えに進む


△ノスタルジックな看板や、施設も残っています。

城下町「稲荷山を歩く」

ウォーキングイベントの最後を締めくくるのは、上杉景勝により築城・街づくりがされた「稲荷山」の散策です。八十二銀行の発祥の町であり、街道の中継地として商業が発展した町でした。現在も寺や古い蔵が残り、裏道をガイドさんと歩くと、鎌倉の裏通りや萩・津和野のような街歩きの楽しさを感じました。


△冠着山(姨捨山)を街道から望む

おススメ!モデルコース

私が体験したコースは以上の通りでした。ただ、7時間に及ぶため、気が引けてしまう方もいらっしゃるのではないかと思います。もう少し気軽に歩いてみたいという方は、このようなコースはいかがですか?

聖高原駅着(【松本方面】10:04着、【長野・篠ノ井方面】10:12着)※

【10:20頃】Ⓐ聖高原駅
→【11:50頃】Ⓑお仙の茶屋・聖湖→休憩(1時間)
→【13:20頃】Ⓒ念仏石(猿飛池周辺)
→【13:50頃】ⒺⒻ開眼寺・長野銘醸→休憩(15分)
→【14:45頃】Ⓖ稲荷山
→【15:10頃】Ⓗ稲荷山駅

稲荷山駅「松本方面15:24発」「長野方面15:24発」※
※2017年11月07日現在 平日・土日共通

☑ 各場所に立ち寄り箇所とお手洗いがございます。
☑ 途中にある日帰り温泉施設や宿泊施設のご相談も承ります。
☑ 個人旅行のお客様もガイドの手配も致します!(行程の相談も可能) ※料金は要問合せ。

お気軽にお問合せください。

問題の答え

昔はツケでお酒を購入できたのですが、踏み倒す人も一定数いたとのこと。そのため現金での支払いを促す目的で作成されました。

「ツケ」ではなく「現金」で。