春のちくま花だより(3月15日 開花情報)節分草/カタクリ/あんず/桜/猩猩袴/春蘭

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記録的な寒い冬が終わり温かくなってきました。
長野県千曲市も雪解けが進み、春の花が咲く季節となってきています。

開花時期・見頃 場所
セツブンソウ(節分草) 見頃 戸倉宿キティパーク奥地
倉科コミュニティセンター奥地
カタクリの花 3月下旬~4月上旬頃 佐良志奈神社
あんずの花 3月31日~4月15日頃 あんずの里
4月5日~4月下旬頃 戸倉宿キティパーク
治田公園
大雲寺 他
猩々袴・春蘭 4月中旬~4月下旬頃 大雲寺周辺

セツブンソウ(節分草)

セツブンソウはキンポウゲ科に属する多年草で日本の固有種で、絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に指定されている貴重なお花です。
石灰岩のある地質を好むといわれ、関東地方や中国地方の山地などに分布しており、千曲市は長野県のその北限にあたります。

セツブンソウを見ると、「寒い冬から暖かな春を迎えられたことを感じる」と言われ、この季節になると開花を楽しみにされている方が多くいらっしゃいます。

開花情報:見頃

3月14日現在のセツブンソウは見頃を迎えています。見頃の終わりは3月20日。3月28日まではご覧いただけるとのことです。

△2018年3月14日撮影

場所

カタクリの花

春先に花をつけ、初夏まで葉をつけて枯れると、あとは地下で過ごす一連の草花のことを総称して「スプリングエフェメラル(Spring Ephemeral)」と呼びます。春の妖精ともいわれ、カタクリはその植物の仲間のひとつです。
近隣の里山にも自生していますが、戸倉上山田温泉から歩いて10分程度の人里近い場所での群生は珍しいといわれています。

開花予想

△2018年3月14日撮影

3月14日時点のカタクリの花はまだ蕾。例年通りだと、3月下旬から4月上旬に見頃を迎えます。

場所

イベント情報

4月7日(土)10:00~15:00に茶道教室なごみ会とみどりのサポート隊の皆さんがボランティアで行っている「八王子山のかたくり祭り」が開催されます。

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あんずの花

「一目十万本」「日本一のあんずの里」と呼ばれて久しく、市民の自慢でもあるあんずの里。桜より一足早く咲くため、桜の開花が遅いケース等で活用できるのも魅力です。
元禄時代、伊予宇和島藩主・伊達宗利公の息女”豊姫”が、第三代松代藩主・真田幸道公に輿入れの際に、故郷を懐かしみ持ち込んだ苗が始まりといわれています。

開花予想

△2018年3月14日撮影

あんずの花も、現在はまだつぼみ。日本気象協会の発表では3月31日に開花を迎えるとのこと。4月中旬までお楽しみできると思います。

▶日本気象協会 あんず開花予想(2018年3月14日時点)

場所

イベント情報

4月1日(日)~15日(日)までの期間中、あんずの開花と併せて「あんずまつり」と「花さかフェスタ」が開催されます。
▶第63回あんずまつり パンフレット配布スタート!
▶第4回花さかフェスタのチラシができました(2018年版)

あんずの花が見頃を終えた時期に満開を迎える桜の花。千曲市の桜は知る人ぞ知る名所で、比較的混雑なくお花見ができるのが魅力。

開花予想

△2018年3月14日撮影

桜の花の開花はまだ先。4月5日頃に開花し始める予定です。

場所


イベント情報

桜の名所の一つ、治田公園では4月1日(日)~28日(土)までの期間中「治田公園桜祭り」を開催します。
ぼんぼりを使ったライトアップや、露店営業・物販会も。お花見と併せてお楽しみください。

猩々袴(ショウジョウバカマ)・春蘭(シュンラン)

春、湿地で花茎を伸ばし先端に横向きの集合花を咲かせる「猩々袴(ショウジョウバカマ)」。
中国の空想上の動物「猩々」と袴のような葉の姿「袴」からその名前が付けられたとのこと。
また、春に花を咲かせることが名前の由来の「春蘭」。日本を代表する野生ランの1種で、人里近くの雑木林などに自生しています。

開花情報(予想)

例年通りですと、猩々袴(ショウジョウバカマ)・春蘭(シュンラン)ともに、4月上旬から中旬が見頃になります。

△過去(4月13日)のショウジョウバカマ(イメージ)

△過去(4月13日)の春蘭(イメージ)

場所

イベント情報

来たる4月15日、千曲市川西地区振興連絡協議会、志川区振興会によるショウジョウバカマの鑑賞会を実施します。
ご希望の方は、9:00までに「大雲寺」か「千曲市 佐野川温泉 竹林の湯」の駐車場までお越しください。
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